quintet: 2007年12月アーカイブ
故郷のお墓に行ってみて驚いた!
祖母から聞いていた「昔の家来のお墓」はそのままで、「我家の一族の墓」は
全てひっくり返されていた。
晩年の父は故郷の墓が遠すぎるからと福岡に墓所を購入した。
自分の没後、妻である私の母がお参りするのに近い方が良かろうということが理由であったそうだ。
父の弟である叔父と共同で購入したと、後で聞いた。
私にも話があったが、長崎県平戸市は確かに遠い、しかし数百年前からのお墓を移転する気になれず賛同しなかった。
私の意見に関係なく福岡の墓所は購入された。
新しく購入した福岡の墓を前に、父は「ここに最初に入るのは誰かな」と母に言ったそうである。
祖母から聞いていた「昔の家来のお墓」はそのままで、「我家の一族の墓」は
全てひっくり返されていた。
晩年の父は故郷の墓が遠すぎるからと福岡に墓所を購入した。
自分の没後、妻である私の母がお参りするのに近い方が良かろうということが理由であったそうだ。
父の弟である叔父と共同で購入したと、後で聞いた。
私にも話があったが、長崎県平戸市は確かに遠い、しかし数百年前からのお墓を移転する気になれず賛同しなかった。
私の意見に関係なく福岡の墓所は購入された。
新しく購入した福岡の墓を前に、父は「ここに最初に入るのは誰かな」と母に言ったそうである。
引っ越したお墓の続きを読む...
約35年前94歳で祖母が亡くなった。
葬儀の前の日、父と父の弟の叔父の二人は祖母の棺の前に座って、何やら静かな声で話し込んでいた。
日頃からあまり仲が良くなかった二人の息子はこの日はとても仲が良さそうに見えた。
母の亡骸を前に息子たちは、彼らの母である「祖母の日記」を読みながら話していた。
その日から二人は仲が良くなるのではないかと思わせた。
火葬場でボタンを押す役をした父は、そこで初めて大きな声で泣いた。
父が泣くのを初めて見た。その姿はあまり格好良いものではなかった。
納骨の日、お墓で神主の祝詞を聞いていた私は、小さい頃から数えられないくらい祖母とお墓掃除に来た事を想い出していた。
「あなたが長男だからここのお墓の守り役ですよ」墓掃除をしながら私への説教は耳にタコができる位聞いてきた。
数百年前からのお墓は、ばかでかく何十もの墓石が並んでいた。
みんな、我家の一族と昔の家来だそうだ。
「冗談じゃない。こんな広い墓の掃除なんてごめんだ」そう思っていたけど、祖母の前では口には出せなかった。
神道の葬儀がすんでみんなが夫々の住まいに戻っていった後、父と叔父は再び仲が悪くなった。
葬儀の前の日、父と父の弟の叔父の二人は祖母の棺の前に座って、何やら静かな声で話し込んでいた。
日頃からあまり仲が良くなかった二人の息子はこの日はとても仲が良さそうに見えた。
母の亡骸を前に息子たちは、彼らの母である「祖母の日記」を読みながら話していた。
その日から二人は仲が良くなるのではないかと思わせた。
火葬場でボタンを押す役をした父は、そこで初めて大きな声で泣いた。
父が泣くのを初めて見た。その姿はあまり格好良いものではなかった。
納骨の日、お墓で神主の祝詞を聞いていた私は、小さい頃から数えられないくらい祖母とお墓掃除に来た事を想い出していた。
「あなたが長男だからここのお墓の守り役ですよ」墓掃除をしながら私への説教は耳にタコができる位聞いてきた。
数百年前からのお墓は、ばかでかく何十もの墓石が並んでいた。
みんな、我家の一族と昔の家来だそうだ。
「冗談じゃない。こんな広い墓の掃除なんてごめんだ」そう思っていたけど、祖母の前では口には出せなかった。
神道の葬儀がすんでみんなが夫々の住まいに戻っていった後、父と叔父は再び仲が悪くなった。
目の前の亡骸の続きを読む...